羅臼町営スキー場
2008年2月23日 歴訪
<日本最東端のスキー場>
北海道 羅臼町営スキー場
私がこの羅臼のスキー場に訪れるのは実は今回で3度目である。
最初が2000年1月3日
ところがなんと
”正月休み”
スキー場とはレジャー産業だから
まさか書入れ時のお正月に休業しているなど想像すらしていなかったので
手痛い敗北のはずだったが
その頃はまだバブルの余韻が残っていた時代で
”またそのうちに来ればいいだろう”
くらいにしか考えていなかったのでそのまま帰ってしまったのだ。
(残念ながらその当時は携帯も含めてカメラなどに全く興味が無かったのでせっかく上空にオオワシが舞い国後島が丸見えの絶景だったのに手元には何も残っていない!
今にして思えばなんともったいないことをしたか)
ところが数年後に羅臼スキー場閉鎖の話がちらほら飛び交うようになり
いよいよこれで最終営業年かと思われた2006年3月10日に最歴訪。
しかしこの年は当初の予定では歴訪日の週末までの営業予定であったはずなのに
訪れてみたらビックリ仰天
やっていない
町営のスキー場なので予算上の都合だったのだろうか
2月いっぱいで営業を終えていたのだ。
その時点の情報では2006年でスキー場そのものが営業を終えると聞いていたのでこのまま帰ってしまっては一生悔いが残ると思い意を決して
担いで滑ることに。
<その時の写真>
つぼ足で約1時間
山頂についてさぁ一服と思ったらまるで見ていたかのように会社から仕事の電話
誰もいない羅臼スキー場の山頂でお仕事の話で約15分、
滑って下りてくるのに約1分(爆)
何となくすっきりしない最東端スキー場制覇となったわけだが
天は我を見捨ててはいなかった。
羅臼スキー場はその後も2年間生き延びていよいよこれが本当に最後の年となった今日、ついに現役の羅臼町営スキー場にたどり着いたのである。
けどこの羅臼スキー場と私は相当相性が悪いみたいで
この日の朝一番の羽田発女満別行きの飛行機が出港直前で機材不具合の為に
2時間以上も出発が遅れたのだ。
当初の目論みではお昼には羅臼のスキー場について3時間は余裕で滑れるはずだったのに現地に到着したのは13時30分。
訪れるのを翌日にすれば済む話なのだがその日の北海道は台風のような低気圧が急速に発達しており翌日の営業も天候によってはかなり怪しい状態。
つまり確実に営業している今日中にどんな無理をしてでも絶対に行かねばならなかったのである。
飯を食らう時間もろくに取れず雪の降る中をレンタカーのインプレッサでぬふわキロ以上で爆走しながらの現地到着であった。
間に合ったぞ~
早速リフト券を購入しに売り場に向かうと
今日と明日のスキー場最終営業日は無料開放してくれているのだそう。
あれだけ私の事を嫌っていた羅臼スキー場もついに私の執念に根負けしてここにきてやっと私に心を許してくれたか(笑)
2本あるリフトはともに1人乗りリフト
左側が下に架かる第1リフト・右側が上に架かる第2リフト
<第1リフト>
<第2リフト>
第1リフトを使った下のコースは
幅も斜度も決して緩くは無いコースだ。
上のコースも
下のコース同様に幅広で少し急な斜面が続く。
このスキー場には緩斜面など無く中級者以上向けのスキー場だ。
<滑走中>
眼下には
羅臼の漁港が見える。
でも天気が良ければ
写真の向こうに国後島が見えるはずだ。
いまさらだが2000年歴訪当時にカメラを所持していれば
この先に大陸のように見える国後島が写っていて記録に残っていたに違いない。
なんとももったいないことをしたもんである。
15時にリフトの運行が終わり山頂から思い残すことなく目一杯写真を撮りまくって下りていたら
”ゲレンデにいる人 営業時間は終了しています 早く下りてきなさい”
とまるで警察口調で下山を促されてしまった(汗)
やっぱり相性の悪いスキー場である。
2008年現在
廃止ではなく休業となってはいるが
恐らくこのまま復活することは無いように思う。
マジで私と相性の良くない場所ではあったが
最後の最後で僅か1時間30分だけではあっても
日本最東端のスキー場、羅臼町営を滑れて本当に良かった。
| 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック (0)
最近のコメント