濁河(にごりご)温泉
スキー場歴訪記録 通算 第352箇所目
初滑り・春スキーの大人気スキー場チャオ御岳からさらに奥にあるスキー場でチャオからの道は冬季夜間通行止めになってしまうような難道でそれを突き抜け車を走ると濁河温泉の手前に見えるスキー場だ。
スキー場までの道は雪道にかなり慣れた人じゃないとたどり着くことは相当厳しい、
いや危ないと思う。
事実、当日濁河スキー場に向かう途中でスタッドレスほ履いた4WDのエスティマが道の途中でスタックしておりすれ違いも難しいような狭い道路なので先に進むことが出来ず後からやってきた地元の人達と数人でスタックした車を押して1時間後にやっとエスティマを脱出させたくらいだ。
その1時間の間に後から来たのは地元の車わずか3台、
その全てが濁河温泉の関係者で私のような一般者の通行は無し。
時間帯的に10時と宿へ食べ物や物品を届ける業者さんが通る時間帯だから3台も車が通ったのだろうが時間帯が違えば誰も来なかったかもしれないような道だ。
もし冬場に行くようなことがある時は十分な冬装備をして向かうことを強く勧めます。
左の建物がリフト券も売っているレンタルハウス
右が食堂兼売店
この建物を見ただけでこのスキー場の歴史の長さを感じさせてくれる。
今日から営業を開始するかも知れない?不確定な情報を元に来場したのだが
リフト券を購入する時にスキー場の方にも確認したら
コースの一部に雪の少ない所があるので営業を見合わせているとの返事。
そしたら別の濁河スキー場マニア???のお客さんが
“雪が少なくてもいいから滑りたい”とお願いしてめでたくリフト運行開始になったのだ。
熱狂的な濁河スキー場マニア???の方のおかげでドサクサにまぎれて滑ることが出来て感謝である。
ただし絶対的な積雪量は少ないので1日券ではなく回数券で遊ぶ。
ちなみにリフト券には半日券の設定はないのだが交渉しだいで何とかなったみたいだ、
右のポスターのおねーさん
IMAHA NANSAI KURAI NANDAROU
How old her now?
このスキー場の特筆すべき1つは雪質
とにかくバフバフの軽い雪だ。
もし降雪直後に訪れればきっと粉雪の新雪が食べ放題だろう。
そしてもう一つの特筆すべきものは景色
スキー場の真横に見える(たぶん御岳)山が手に取るくらいに近くに見える。
この景色はいかにも山奥の雰囲気満点だ。(まあ、ほんとに山奥なのだが)
雪がちゃんとあればきっと楽しいスキー場に違いない。
けど今日はだめだ、新雪は新雪なのだが雪の量が少なすぎる。
ハイシーズン中に訪れたいがここまでも道のりが厳しすぎる。
う~ん、なかなか難しいスキー場だ、だから空いているのだけど・・・
回数券分を滑り終えたので食堂に向かおう。
まあこんなもんだろ、
とりあえず小腹を満たそう
ラーメンを注文する。
だがこのラーメン、私が注文してから出てくるまで30分かかった。
あとから別の料理を注文した人はすぐに出てきているのに
ラーメンだけは出てこない。
てっきりこれは“手打ちの本格的ラーメンに違いない”
と期待に胸躍らせていたのだが私より後から注文をしたラーメンが先に出されたのをみて
ただ単に私の分が飛ばされていたのに気づく
厨房に行って
“すみません 食券番号30のラーメンまだですか~”と尋ねれば
注文受けてませんよ~だって
でもなぜかこのスキー場、そんなことで怒る気にならない。
時の流れがここだけのんびりとゆっくりと進んでいるのだ。
でも出てきたラーメンは普通のしょうゆラーメンで期待をしていた本格的手打ちラーメンじゃなかったけど
数十年前の学校の給食に使っていたようなおぼんにワンカップのコップが懐かしい。
いつまで待っても人が来ない、
でもその分、自分だけの時間で遊べる。
なかなか味のあるスキー場だった。
本日のおまけ
偶然の産物、たまたまカメラのスイッチを切り忘れたまま置きっぱなしにしていたらこんなものが撮れていた。
追記 2010年3月
濁河温泉スキー場は閉鎖となってしまいました。
以下、スキー場のブログ2010年3月 1日 (月)より引用
http://homepage3.nifty.com/nigorigo/
スキー場閉鎖の記事は岐阜新聞に載ったそうなのですが
記事がweb版に掲載されていました
>>下呂市は22日、利用客減などにより市立濁河温泉スキー場(同市小坂町落合)を今季限りで閉鎖する方針を発表した。
>> 同スキー場は御嶽山ろくの同温泉付近に1963年に建設。近年の1シーズンの利用客は2700人前後で、半数以上は付近にある御嶽少年自然の家利用者。
>> 施設の老朽化や近年の利用客の減少に加え、県が同自然の家を廃止する方針であることから、市ではスキー場の閉鎖を決め、2010年度当初予算案にリフトの撤去費などを盛った。
>> ただ、市では同自然の家の存続を求めており、同自然の家運営の新たな担い手があれば「スキー場存続についても検討の余地はある」としている。
また1つ味のあるスキー場が亡くなってしまった。
だけどこのホームページだけは残りそうな雰囲気だな
http://homepage3.nifty.com/nigorigo/
万策尽きました
完全閉鎖です。
だそうな・・・
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