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2009年6月28日 (日)

廃止? 羅漢山ハイランドスキー場

  

実はこんな記事を目にしまして

(2009年6月25日  読売新聞)

老朽市有施設解体へ岩国市国の臨時交付金活用

岩国市は、老朽化した市有施設の解体事業を進める。

<中略>

 らかん高原では、雪不足で利用されていなかったスキー場リフトなどを撤去する

<中略>

 同部の山塚静生部長は「限られた財源で、解体費用はなかなか工面できなかった。住民の安心につながるうえ、工事の発注で経済効果も見込める」と話している。

 

 

わたしは2008年2月17日に歴訪しているんですが

雪はあったもののリフトは運休中。  <滑走レポはこちら>

 

Photo

結果的には2008シーズンの時点で恐らく休止中だったんでしょう。

そしていよいよ市の予算も下りて正式にスキー場廃止。

残念です。

 

ここでは

2008年2月17日 歴訪時の様子を書き記したメモをそのままのせておきます。

ただし私がその時点で思ったこと感じたことをそのままメモ書きしただけなので文章的におかしなところがあるのはどうぞご勘弁を。

 

 

<以下、メモ書きから>  

始めにはっきりとした回答は得られなった事を付け加えておきます。

それを承知の上でご理解いただき下記の報告をご覧になって下さい。

また情報量が極端に少ないスキー場なので今回得た情報は出来る限り詳しく書き込みますので長文になることご容赦ください。

  

2008217 16時現在の羅漢山ハイランドの状況を報告します。

まず結論から言うとやっていませんでした。

  

道路状況 国道434号からの道は完全に除雪されていました。

積雪 一番下で約20センチの新雪、リフト降り場付近でストックを指しての目検討で約80センチ、更にその上のリフトの架かっていない急斜面の最深部は1メートル以上でした。

私の判断ではその気になれば営業は可能と感じました。

しかしリフトは動いておらず当然営業はしていません。

当日は午前10時くらいに現地に電話を入れて念のため営業の確認を取りました。

電話はつながったものの途中から呼び出し音が変わりどうも電話を転送しているようです。

私が“スキー場やってますか?”と聞いたところ一瞬の間が空きやっていませんの返事。

この一瞬の間が後々考えさせられることになるとはその時点では思ってもいませんでした。

  

船平、十種ヶ峰と滑った後に1540分 羅漢山に到着。

羅漢山ハイランドロッジなる施設は誰も人がおらず営業もしていません。

帰り支度をしていたお父さんにスキー場にの営業状況について聞いたところ

“やっていませんよぉ” の返事。

私はまだこの時点で午前中の電話も今のやっていませんよの返事も今シーズンのことだと思っていましたがもう一組の家族連れのお母さんの聞いたところこんな返事が・・・

 

私、 スキー場ってやっていないんですかね?

母、 もう数年やってませんよ!

私、 えっ それじゃスキー場ってもうやってないんですかぁ

母、 やってませんね。

 

つまりこのお母さんの言うには羅漢山のスキー場はもうとっくの昔に営業をやめていたということになります。その数年が具体的に何年なのかまではわかりません。

そこで午前中の電話の応対が頭の中を過ぎりました。

そうあの一瞬の沈黙。 

スキー場はもうとっくの昔にやっていないのになんでいまさら営業の確認をする人がいるのだろうと一瞬返事に困ったのかもしれないと。

担ぎ上げの滑走終了後(滑走報告はまた別の項で)羅漢山へ続く道から国道に戻った付近にある深谷峡温泉の日帰り温泉施設で一風呂浴びて帰ろうと思い立ち寄ってそのついでに羅漢山スキー場について聞いてみました。 

その温泉施設 羅漢山スキー場と同じ会社の経営で従業員の方のお話だと積雪が安定していないので営業していないとのこと。

ただはっきりした返事(営業か休業か、または廃業か)をもらえなかったので

“それじゃ もうスキー場はやっていないのですね?”

 と再度確認を取りましたがやはりはっきりとした返事はとうとうもらえずしまいでした。

  

以上のことから

1            電話が転送されてしまった。

2            積雪量があるにも関わらず営業していない。

3            現地の2組の家族の方からやっていないの話を直接聞けた。

(特に数年やっていないの情報)

4            羅漢山ハイランドロッジはまったくやっている雰囲気がない。

などの理由からもうすでにスキー場はやっていないとの判断

(ハイランドとしては夏場にリフトを使ったスーパースライダーは営業していることを確認) <追記 2008シーズン時点での話しです>

しかし 

1         新聞やスキー場検索サイトに積雪情報が毎日更新されている。

2         スキー場までの道のりは完全に除雪されている。

3         電話の対応にしろスキー場と同じ経営の施設の従業員の対応にしろそのどちらもはっきりスキー場はやっていませんと言わなかった事。

など判断から本当に雪不足で営業が出来ないとの判断

もしくはリフトは営業していなくてもスキー場の斜面は開放しておりそれがスキー場として残っているとの判断

 

私なりの推測ですが上記のいずれかなのではないかと考えております。

 

 

 

一番手っ取りはやいのはスキー場の経営元に直接確認する事なのですがそれでもはっきりとした返事がいただけなかったのでこれ以上はどうすれば答えが出せるのか私にはわかりません。

これ以上の答えを求めるにはもはや趣味の世界ではなくきちんと仕事として取材を申し入れるなりの対応を取らないと回答は出ないのではないかと思います。

 

 

残念ながら私に出来ることはここまででした。

私の質問の仕方などに問題があったかもしれませんのでもし出来るのならどなたか電話などで羅漢山ハイランドスキー場の営業確認(当然今シーズンだけではなく今後の営業を含めて)をしていただければと思っております。

 

 <以上、メモ書きより>

 

 

   

 

2008年の歴訪時点ではだれも営業継続か廃止かわからなかったんでしょうね。

私が訪れた当日は奇跡的に積雪量があり結局担いで1本滑りましたがここ数年では年に数日しか営業できないほど雪が無かったようでスキー場廃止の決定は当然の流れだと思います。

これからこうゆうスキー場が日本各地で沢山 出てくるんでしょうね。

 

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コメント

2010年になり急に滑りたくなり山口県内で探してましたが・・・潰れてしまったんですね・・・
運営してるところのサイトがないのはそのせいか。

まぁ全ては地球温暖化が進んでるせいかな。
広島辺りを探ってみます。
情報どうもありがとうございました^^

投稿: 初滑り希望者 | 2010年1月 4日 (月) 20時19分

初滑り希望者さん、コメントありがとうございます。

羅漢山は私が訪れた時には積雪量が十分にあったにもかかわらず営業はしていませんでした。
もともと積雪量が多い所では無かったようなので休業はやむなしだったのでは無いかと思います。
 
その他山口県内のスキー場で現役なのは
十種ヶ峰だけかもしれません。
その十種ヶ峰もまだ営業できるほどの雪がありません。
船平山と言うスキー場もあるにはあるのですが
日本で一番短いと思われるロープトゥがあるのみの
小さなスキー場で今年もやっているのかどうか・・・
 
 
こんな私の情報でもお役に立てたようなのでうれしく思います。

投稿: docat | 2010年1月 4日 (月) 21時26分

こんにちは。
羅漢山ハイランドロッジは祖父が地域おこしのために何もないところから、道路を整備して、車で行けるようにし、ついにはリフトまでつけて夏はキャンプ、冬はスキーで人々が訪れる場所にしたんです。もう20年ちかく前に死んでしまいましたが、あそこは経営する会社があったというよりも地域のみんなでやっていた感じでしたので、責任者のひとはいたんでしょうが、だんだんと地域おこしの熱が冷めていったのでしょうね。リフトが風に揺られながら動いてない写真を見て、ちょっと悲しくなりました。祖父はずっと羅漢山のこと、地域のみんなのことを考えてましたので、閉鎖されるという記事を見て残念ですが、もとの自然に帰るのもいいかもしれませんね。わたしは海外にいて、閉鎖までの経緯は全く知らないのですが、羅漢山の蛇紋岩を祖父が大事にしてましたので、そのことを調べようとしたら、こちらの記事が目に留まりお邪魔させていただきました。
これからもスキー場制覇頑張ってください。

投稿: | 2011年10月 1日 (土) 18時42分

こんにちは。
羅漢山ハイランドロッジは祖父が地域おこしのために何もないところから、道路を整備して、車で行けるようにし、ついにはリフトまでつけて夏はキャンプ、冬はスキーで人々が訪れる場所にしたんです。もう20年ちかく前に死んでしまいましたが、あそこは経営する会社があったというよりも地域のみんなでやっていた感じでしたので、責任者のひとはいたんでしょうが、だんだんと地域おこしの熱が冷めていったのでしょうね。リフトが風に揺られながら動いてない写真を見て、ちょっと悲しくなりました。祖父はずっと羅漢山のこと、地域のみんなのことを考えてましたので、閉鎖されるという記事を見て残念ですが、もとの自然に帰るのもいいかもしれませんね。わたしは海外にいて、閉鎖までの経緯は全く知らないのですが、羅漢山の蛇紋岩を祖父が大事にしてましたので、そのことを調べようとしたら、こちらの記事が目に留まりお邪魔させていただきました。
これからもスキー場制覇頑張ってください。

投稿: | 2011年10月 1日 (土) 18時42分

こんにちは
コメント、ありがとうございます。
返事が遅れまして申し訳ないです。

地域起こしの熱が冷めたのもスキー場が廃業になった理由の一つなんでしょうが、
積雪量が足りない
交通の便が良くなかった
そして旧錦町が市町村合併で岩国市になり旧錦町の為だけに赤字部門を残す事は出来なかった
等々いくつもの理由が重なり残念な結果となったんだと思います。

しかしなんという偶然
東京在住の私がこのコメントを頂いた日に山口県に、しかも岩国市にいたんですよ!
羅漢山ハイランドに行く予定など当然無かったんですがこの偶然のタイミングはまるで亡きおじいさまに
"羅漢山ハイランドに行きなさい"
と言われたかのようでスキー場跡地まで足を伸ばしてきましたよ。


古いロッヂは取り壊され新しい施設が建てられて新生羅漢山として営業を継続していました。


古くから営業していた食堂のおかみさんにこのコメントのお話しをしたら
羅漢開発協会の会長さんや水芭蕉をたくさん植えた方などこの地域を支えていた方々のご苦労と感謝をいっぱい話してくれましたよ。

のちほど現羅漢山ハイランドの写真を何点がアップしておきます。

しかし偶然とは言え不思議な事が起こるもんですね。

投稿: docat | 2011年10月 2日 (日) 19時01分

私が小6の時に同じクラスの友達が家族で羅漢山にスキーしにシーズン中何回か行った話を聞いたりしました、たぶん最終営業年は2000年前後だと思います、私も小3の10月末頃にデイキャンプしに行きました(;´∀`)くそ寒い中震えながら冷たい弁当を食べた記憶が有ります…その後、小4の夏辺りに1回スーパースライダーしに行った事が有ります(^^)
羅漢山のスーパースライダーはペアリフトに乗車して降車口にスーパースライダーのスタート地点が有りました、たぶんスーパースライダーの滑走距離は全国で5本の指に入りそうなくらいの長さが有りました…確か当時からリフト券が法外な値段だったのを記憶してます。リフト券が高額な設定のために閑古鳥、自分から自滅したスキー場だと思ってます。

投稿: Asahi ten good stones | 2018年3月31日 (土) 13時31分

1990年頃、徳山市(現在、周南市)にいた頃、時々行きました..慣れるとコースが物足りなくなり、広島のスキー場に行くようになりました。懐かしい思い出です。

投稿: フルサワ タカシ | 2020年12月23日 (水) 14時57分

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